eBayリミット・アップ 必ず知っておきたい基本ルールとテクニック

目次

eBayリミット・アップの基本ルール

 リミット・アップををスムーズに進めていくためにも、そのルールや手続きについて理解していることが大事です。リミットアップまでの段取りや判断材料として、ルールへの理解が役立つからです。

 

 リミット・アップ交渉のタイミング

 まずは、リミットアップ交渉がどのタイミングで可能になるか?という点です。

 

eBayでID取得後に行う初めてのリミット・アップは、

初出品から30日以上経過した時点です。

 

電話交渉や、メールでの依頼でこの日数に違いはなく、30日以上が条件です。

 

そこで大事なことは、IDを取得したら兎に角早めに初出品することです。

 

 初出品しないことには、30日間のカウントがスタートせずに、リミットアップできる予定日が、ドンドン先に延びてしまうからです。

 

 早期に初出品すれば、その分早くリミットアップができるわけですね。

 

 リミット・アップの間隔

初回リミットアップが終われば、それで完了というわけではなく、

2回目、3回目と、リミットアップを継続する必要があります。

 

そこで、2回目以降のリミットアップは

どのタイミングですべきか気になるところです。

 

この点は、原則、前項同様に30日以上の間隔をあけることが必要になります。

 

 なお、自動リミットアップについては、順調に進むと2週間毎にでも伸びますので、電話交渉やメールでの依頼と、自動リミットアップを合わせて併用しながら、早期のリミットアップを図っていきたいところです。

 

 eBayリミット・アップ交渉前にクリアすべき最低条件とは?

 PaypalやeBayの本人確認手続きが、正常に完了していること

 よくある事例では、Paypalの本人確認が完全に終わっていないことで、交渉に入れないという事例があります。これは気を付けたいところですね。

 

 Paypalでの本人確認は、記事執筆時点のでは、大手銀行の口座登録か、ハガキによる住所確認のいずれかの方法がとられています。

 

 また、eBayの本人確認手続きでは、登録した携帯電話番号へのショートメッセージ(SMS)を介して、暗証番号を入力する仕組みで、本人確認をしています。

 

 いずれも、該当手続きでもらがないかは、しっかりチェックしたいですね。

 

 PaypalとeBayの関連付けがしっかりできていること

 これもよくあるケースですが、PaypalとeBayのアカウントの連携手続きが終わっていない場合には、やはりリミットアップ交渉が受け付けてもらえません。

 

 PaypalとeBayの関連付けがしっかり完了することで、

・セラーがPaypalでeBayの売上代金を受領できる

・eBayがセラーに手数料等を課金できる

 という重要な点が機能します。

 

 そのため、リミットアップ交渉でも必ずチェックされるポイントになります。

 

 Paypalのクレジットカード認証ができていること

 Paypalでは本人確認に加え、クレジットカード認証という手続きがあります。

 

 クレジットカード認証というのは、Paypalのアカウントとクレジットカードの関連付けのことで、この認証手づ付きを経ることで、ペイパルの残高が不足する場合でも、eBayはPaypalを経由してクレジットカードに課金できるようになります。

 

 このため、eBayにとっては必要な手数料か金のために、重要なチェックポイントとなっています。

 

 特にPaypalの本人確認をハガキで行う人の場合は、本人確認をすることで、クレジットカード認証まで終わったと誤解するケールが散見されますので、両者を区別して認識することことで、間違えを減らすことにつながります。

 

 以上3点はPaypalとの関係が重要ですね。また、リミットアップ交渉に臨む上での必須条件です。

 

 セリング・リミットの数量または金額が、半分超埋まっていること

 これは、言われても見れば当然なのですが、セリング・リミットが余っている状態では、リミットアップはされません。

 

 「余っているリミットを使ってください」と一蹴されてしまいます。リミットアップ交渉を行うには、必ずこの条件をクリアして、交渉に臨みましょう。

 

なお、この条件は、あくまで最低ラインですから、リミット枠は可能な限り消化したうえで、交渉に臨んだほうが良いです。

 

 次項ではリミットアップ交渉の結果、セリングリミットの増加幅を最大限に引き延ばすために、抑えるべきポイントについて、解説していきます。

 

 

 

 eBay初回リミット・アップを成功させる7つのコツ

 リミットアップのルールを覚えて、各種条件をクリアし、初出品から30日も待っていよいよ初めてのリミットアップ交渉に臨むことになります。

 

 初めての方にとっては、それだけでも、結構なプロジェクトというか、一仕事になりますね。

 

 そのため、初回リミットアップで大きくセリング・リミットを伸ばして、事業拡大に弾みをつけたいものです。

 

 そこでこの項では、初回リミット・アップ成功のために押さえたい7つのコツについて、解説していきます。

 

 販売実績を作る

 まずは、販売実績ですね。eBayでの販売実績が多少あることで、eBay側のリミットアップ担当者の心象が、当然ながら良くなります。

 

 普通に出品して売れることが理想的ですが、

 初出品から30日間で売れそうにない場合でも、

 値下げしたり、低額スタートのオークションで売るなど、

 販売実績を作るための方法は必ずあります。

 

 eBay担当者がリミット・アップしたくなる商品を並べる

 eBayでは、原則としてID取得直後のセリング・リミットは、10品・500ドルです。

 そこで、10品の枠で何を出品するかが、悩ましいところかと思います。

 

当スクールでは、初期のセリング・リミット10品のうち

・最初の3品については販売実績を作るための出品

・残り7つについては、必ずしも販売することを目的とせずに、出品する

 

という構成をとっています。

 

 また、重要なこととして、7つのうち1個については、比較的単価の大きいカテゴリーの商品を出品しておくことを推奨しています。

 

 こうすることで、「そのカテゴリーの商品を売るなら、大きなリミット枠が必要ですね」と、eBayのリミット・アップ担当者が、納得しやすくなるからです。

 

 単価の大きいカテゴリーとは、カメラや楽器、音響機器、骨とう品、その他ビンテージ品などです。

 

 大事なことは、一般論として価格帯が大きいカテゴリーの商品を出すことであって、出品する商品の設定価格それ自体が高単価である必要はないことです。

 

 たとえば、カメラは一般に数百ドル~千ドル以上の価格帯がありますが、実際に数百ドルのカメラを出品する必要はありません。

 

 初回リミットアップでは、数十ドルの価格のカメラや周辺機器(低単価のストロボや、ストラップなど)を出すだけでも、カテゴリーとして一般に高単価なので、リミットアップ交渉上は、有利な交渉材料に使える、ということです。

 

 「ゆくゆくリミット枠が増えたら高価格帯も出品したい」という合理的な主張を、eBay担当者が受け入れやすくなる、つまり交渉の説得材料として出品するわけです。

 

 逆に、一般に数ドルでしか売れない文房具などは、高額な商品も限られるカテゴリーなので、こういったカテゴリーの商品をeBayに出品しても、大きなリミットアップを勝ち取るための、交渉材料にすることは難しいということです。

 

 セリング・リミット枠の消化

 eBayの担当者を相手に、大きなリミット枠を勝ち取るには、大きなリミット枠が必要だ、という根拠が必要です。

 

 そこで大事なことは、「セリング・リミットが足りない」という事実を説得材料として活用することです。

 

 そのため、10品のセリングリミットがあるなら、その10品を出品してから交渉に臨む、ということが大事になります。

 

 こうすることで、説得力を持って、「リミットが足りない」と主張することができ、eBayの担当者側も納得しやすいからです。

 

 なお、10品をすべて埋めた後で、30日を超える長期間リミットアップ交渉をしないと、自動リミットアップすることがあります。

 

 初回リミットアップの場合のように、eBayとの間で十分な信頼関係が気づけていない場合には、自動リミットアップは、電話交渉よりも増加幅が大幅に小さいです。

 

 したがって、リミットアップ交渉の条件を満たした後は、間をあけずに電話交渉してしまうことが大事です。

 

 eBayセリング・リミットで注意したい月初クリアとは?

 

 前項では、セリング・リミットを十分に消化(出品)して交渉に臨むことが大事だと述べましたが、これに関連して、知っておきたいルールが月初クリアです。

 

 例えば、セリング・リミットが10個の場合を前提に、9月に10個出品すれば、リミットは10個消化されていることになります。この場合は、これ以上出品できません

 

   その後、同じ9月中に、10個のうち3個販売済みの場合はどうでしょうか?

 

 実をいうと、販売済みのものも、販売できた当月中(ここでは9月中)においては、セリング・リミットを消化していることになるのです。

 

 したがって9月中に3個売れても、セリング・リミットは10個消化されたまま、ということになり、9月中に追加出品することはできないのです。

 

 次に、時間が経過して日付が翌10月に改まると、上記で販売済みの3個については、販売済みであることを理由にセリング・リミットから除外されます。

 

 これが、セリング・リミットの月初クリアです。

 

 翌月初(10月1日)に販売済みの品数がリミットの消化上は0にカウントされる結果、セリングリミットは7個だけ消化されていることになり、追加で3個出品できるようになります。

 

   初心者にはとても複雑な話ですね。慣れればどうということはないのですが、

 

セリング・リミットは、

 

・売れた後もで、翌月になるまでは、空きがない、

 つまり、

 

・売れた分は、翌月初になって空きになる

というルールになっているのです。

 

以上を踏まえると、月の月初や前半に、リミットアップ交渉をする場合には、

 セリングリミットの月初クリアに注意して、セリングリミットが未消化の分は追加出品で埋めてから電話交渉に臨む、という段取りが大切になります。

 

 こうすることで、前項で述べた「セリング・リミットが足りない」という説得材料を確実に、活用できるようになるわけです。

 

 当スクールでの私の指導経験からすると、この月初クリアを忘れていて、

リミットアップ交渉に臨んでしまうケースが過去に散見されました。

 

 その結果「まだセリングリミットに余裕があるから、足りなくなったら、次回交渉してください」と、eBayの担当者に却下されてしまった事例が散見されます。

 

 この点でもルールをしっかり理解して、実践したいところですね。

 

 受取送料は、セリング・リミットの消化としてカウントされない

 10品500ドルのセリング・リミットを緻密に計算していくと、そのセリング・リミットを余すことなく活用するにあたって、お客様から受け取る送料がリミットの消化に該当するかどうかについて、質問がしばしばあります。

 

 商品代金とは別に、送料をお客様負担で頂く場合の送料の話ですね。

 

 つまり、お客様から頂戴するお金は、商品代金と受取送料の2種類があるということです。(もちろん送料無料にすることもできます)

 

 確かに、送料は品物の重さや、発送先地域によっては、20ドル以上になりますので、10個出品すればこれだけでも200ドルになりますので、500ドルのセリング・Rリミットを有効活用するに当たっては、気になるところです。

 

 答えとしては、

「出品時に設定する受取送料は、セリング・リミットを消化したことにはならない」ということになります。

 

 したがって、商品代金だけで500ドルを埋めればよいことになります。

 

なお、派生論点になりますが、このルールを悪用するセラーもいます。

 

 例えば、

 品代20ドル、送料5ドル、とすべきところを、

 品代1ドル、送料24ドル、と振り分けで出品するセラーもたまにいます。

 

 こうすることで、理屈上は、少ないセリング・リミットでたくさんの品物を出品することができるようになるわけです。

 

 しかしこれは、eBayの事務局も問題視しています。そこで、送料と品代のバランスが悪い場合には、出品を制限するケースも散見されます。

 

 あるルールを利用して、別rのルールの抜け道に使うのは、よろしくないですね。

 

 リミット・アップ交渉で聞かれる5つの質問

 

 リミット・アップの最大幅は?

 eBayに電話交渉することで得られる最大のリミットアップの幅はいくらか?これは、事前に把握しておきたい情報ですね。

 

 というのも、交渉後にeBay担当者の提示額が妥当かどうかを判断する重要な指標になるからです。

 

 結論から言うと、電話交渉の場合、

 初回のリミットアップ交渉では、下記が目安になります。

・金額では、3500ドル~5000ドル

・数量では、50個から100個

 

【補足】

なお、上記の数字(目安)は、当サイトで解説してある

 ・事前の段取り(交渉の前提条件や、出品構成、販売実績など)

 ・交渉人の力量

 などによりますので、あくまで目安とお考え下さい。

 もちろん準備をしっかりすれば、それだけ大きく伸びやすくはなります。

 

 また、eBayがマーケット全体としての売上を促進したい時期には、

 eBayもセラーたちの出品数を増やして、販売機会を増やす戦術をとります。

 

 このような時期には、リミットアップの増加幅も大きくなるなど、セラーや交渉人の努力とは関係ない要因によっても、違てきます。

 

 リミット・アップ交渉の代行サービス

 eBayでリミット・アップ交渉代行サービスが必要な理由

英語を使わないで済む

 リミットアップ交渉は、英語が苦手だから代理の交渉人を依頼する、という理由の方はもちろんいますが、リミットアップ交渉の代理人を利用すべき理由は、それだけにとどまりません。

 

 例えば、

交渉の流れを見通せる

eBay担当者から、どんなことを、どんな順序で質問されるのかなど、リミット・アップ交渉で想定されるQ&Aを事前に把握している交渉人は、交渉を有利に展開できます。

 

しかし、単に英語が話せるだけの方は、質問されたことに答えるだけになってしまいます。

 

その結果、リミットの増加幅が、本来のポテンシャルに届かないケースになる可能性も出てきてしまいます。

 

 そうしたことがないよう、特にeBayで初回のリミット・アップ交渉するときには、リミット・アップ交渉に慣れた方に依頼することを推奨します。

 

交渉人はeBay担当者の人柄も知っている

また、リミットアップ交渉は、相手のいる協議ですので、相手の人柄について知っているということも重要です。

 

 いくら交渉しても、わずかしかリミットアップしてくれない担当者もいるので、相手の傾向を事前にある程度把握していることも重要です。

 

交渉が難航すると思ったら、一度電話を切って、再度別の担当者が出るように、電話をかけなおす、という判断も、経験豊富な交渉人ならできるのです。

 

 そのためにも、eBayのリミットアップ交渉には一定の経験があったほうが有利なのです。

 

経験のある交渉人は、相手の名前を聞いただけでも、時には声を聴いただけでも、その担当者の交渉の癖を思い出せます。

 

 その結果、有利な交渉の展開もできるのです。

 

eBay特有の手続きや、事前準備で躓かないフォローがしてもらえる

更には、eBayのリミットアップ交渉には、一定の条件、手続きが必要なので、そのための事前準備に長けた方に依頼するほうが有利です。

 

 例えば、交渉上の要件を満たしていなかったことを理由に、せっかく電話しても門前払いされてしまうことも、散見されます。

 

 そうしたことが無きように、大勢の日本人eBayセラーの交渉代行を長年にわたって行ってた、経験豊かなリミット・アップ交渉人に依頼したいところです。

 

 交渉人の選び方

経験量と情報量をチェック

 交渉人を選ぶための基準としては、上述したように経験の量が一つ基準になります。事前に相談(問合せ)する中で、その方に経験の幅が感じられるかどうかなど、感じ取ってみるということが大事です。

 

安さだけではリスキー

 eBay リミットアップ 代行、等のキーワードでGoogle検索すると、いろんな交渉人の方々が出てきますが、報酬の安さだけで決めるのは危険ですし、英語ができるだけでは十分ではありません。良い交渉人と出会えるよう頑張りたいところです。

 

経験者からの紹介、口コミ

 また、すでにeBayを行っている方からのご紹介や口コミで、リミット・アップ交渉人を探すというのも大事なことです。

 

 eBayに限らず、ビジネスでは、口コミはとても重要ですね。信頼関係の無い方や、お付き合いするのが難しい方を紹介することはあまりないでしょうから、やはり紹介される交渉人というのは、一定の信頼や実績があることが多いです。

 

 リミット・アップ交渉代行の費用はいくらか?

 一般的には、1回の交渉につき、2,000円から5,000円位になります。高いとみるか、安いとみるかは、それぞれの立場があるかと思いますが、ビジネスにおいて一番のコストは時間です。

 

 逆に言えば、時間を短縮することは、利益を増やすことと、ほぼ同義なのです。まさに、Time is money. ですから、eBayのリミットアップ交渉にかかる費用は、経費ではなく投資と考えて、おきたいところです。

 

ちなみに、新幹線や高速道路網が建設された時代と、日本の高度成長期が一致しているのは偶然ではありません。

 

 交渉代行にかかる費用をケチるべきではない3つの理由

 

【ビジネス展開のスピードを上げるため】

 リミットアップの電話交渉は、基本的には30日に1回の頻度で行います。そのため、1回の交渉で大きくセリング・リミットが伸びないと、出品数が増やせない、ということになります。

 

【モチベーションを維持するため】

 特に、eBayを初めてやりセラーの方は、最初の数か月である程度の手ごたえ得られることで、モチベーションが大きく高まり、益々事業展開に力が入ります。これはお金では買えない大事なことですね。

 

 たくさん並べたほうが、販売に成功する機会は増えますので、売れるということ自体が、モチベーションアップを通して、ビジネス実践のために大きな原動力になるわけです。

 

【円滑な資金繰りのため】

 大きなセリング・リミットがあれば、販売機会が増えますが、それはモチベーション維持・向上だけではなく、資金繰り改善にも役立ちます。

 

 そのため、リミットアップにかかるコストは、経費ではなく投資だと考えたほうが賢明ですね。

 

 良い交渉人が見つかったら、小さな金額の違いにはこだわらないほうが、長い目で見て、良い判断になります。

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