eBayリミットアップ実況中継ーeBayとPayPalの登録情報が違うと言われたー by 志村康善

 

この記事は当eBayスクールのリミットアップ交渉を代行する担当者の実践記録となります。

 

初回リミットアップでeBayとPayPalの登録情報が違うと言われた…

前回の記事では、初めてのリミットアップ交渉で eBayと PayPal の登録情報が一致して、すんなり10倍アップできたケースを紹介しました。今回は登録内容の照合が上手くいかなかったM.T.さんのケースを紹介します。

 

今回の交渉では eBayと PayPalの登録情報が実際には一致していたにもかかわらず、担当者は情報が一致しないと頑固な対応に終始しました。どのような交渉内容だったのか、そしてなぜ担当者は情報が一致しないと判断したのか等、以下で説明します。

 

 

M.T.さんのバックグランド

現状リミット: 500ドル  10品

 

初販売は丁度1ヶ月前、現在までの売上は8品、400ドル余りと良好、現在、リミット一杯まで出品中。

 

初回リミットアップに必要な条件が十分に揃っており、10倍の100品、5000ドルアップが目標。

 

 

交渉概要

日本時間深夜25時からの交渉開始。アナウンスでは10分以上の待ち時間と流れましたが、すぐに女性担当者に繋がりました。

 

eBay: 「お電話ありがとうございます。eBayカスタマーサポートのJ…です。お名前を教えてください」

 

私: 「ヤマモトです。アカウント所有者のM.T.さんの代理で話しています」

 

eBay: 「オーケー、ご協力ありがとうございます。M.T.さんも一緒ですか?」

 

私: 「はい、一緒です。通話に加わってもらいますので、少々、お待ち下さい」

 

M.T.さん: 「Hello.」

 

eBay:  「こんにちは。私はJ…です。会話は録音させて頂いてます。 名前をフルネームでお知らせください」

 

M.T.さん: 「My name is M.T.」

 

eBay:  「ありがとうございます。友人の方と代理でお話してよろしいですか?」

 

M.T.さん: 「Yes.」

 

eBay:  「M.T.さん、どうもありがとうございました。では、本日のご用件をお知らせください」

 

私: 「ヤマモトに替わりました。本日はリミットアップを希望しています」

 

eBay:  「了解です。何を販売していますか?」

 

私: 「◯◯、△△を販売しています」

 

eBay: 「新品ですか、中古ですか?」

 

私: 「すべて新品です」

 

eBay: 「仕入れ先はどちらですか?」

 

私: 「地元の店舗で購入しています」

 

eBay: 「了解です。他の商品を販売する予定はありますか?」

 

私: 「近いうちに□□を追加する予定です。やはり日本の地元店舗から仕入れます」

 

eBay: 「了解です。アカウント内容を詳しく確認して、リミットを提示します。少々、お待ち下さい」

2分少々、待たされました。

 

eBay: 「大変お待たせいたしました。リミットは25品、1,225ドルにアップします。5分以内に反映されますので、ご確認ください」

 

私: 「ちょっと待ってください。なぜそのように小さなアップしかできないのですか?」

 

eBay: 「アカウントの登録内容が確認でず、未確認セラーとなりますので、本日、アップできる上限がこのリミットです」

 

私: 「未確認セラーとは何ですか?どの情報が確認できないのですか?」

 

eBay: 「PayPalの登録内容とeBayの登録内容が一致しているともっとアップできます」

 

私: 「登録内容は一致しているはずです。どの情報が不一致ですか?」

 

eBay: 「今回のアップが不服でしたら、アップしませんので、PayPal登録情報を確認して、再交渉してはどうですか?」

 

私: 「今回のアップでは満足できないので、再交渉したと思いますが、どの情報が不一致なのか教えてください」

 

eBay: 「それはアカウント所有者が自ら調べるべきことです」

 

私: 「少し、お待ちください。M.T.さんと話し合います」

 

PayPalの情報は日本語で登録させていて、そのため担当者は正しく照合できないと想像し、M.T.さんに確認しました。住所は英語登録、名前は日本語登録とのことでし

た。

 

私: 「M.T.さんと一緒にeBayとPayPalの登録内容を確認しましたが、不一致点はありません。PayPalでは名前だけ日本語で登録していますが、翻訳ツールで名前を確認する際、中国語から英語に訳していませんか?」

 

eBay: 「私が確認した訳でありませんが、不一致だと連絡を受けてます。PayPalにコンタクトして確認することをお勧めします」

 

※おそらくこの担当者はまだ経験が浅く、スーパーバイザーに指示を仰いていたのでしょう。スーパーバイザーが確認の上、不一致と伝えたと想像します。

 

私: 「PayPalとeBayの登録情報が一致している以上、私達がPayPalに確認しても意味がありません」

 

eBay: 「私にはこれ以上、どうすることもできません。PayPalに確認するのが嫌でしたら25品、1,225ドルで設定します。そして30日後以降に再度アップを要求できます」

 

私: 「そのリミットで設定するのは許しません。貴方あるいは貴方のスーパーバイザーはGoogle翻訳の言語設定を間違えています」

 

eBay: 「私にはなんとも言えません。PayPalの情報を確認してお伝えしているだけです」

 

私: 「PayPalの名前が日本語である以上、貴方は翻訳ソフトを使わずにPayPal情報を確認できないはずです。以前にも日本語を中国語として翻訳したために情報を照合できなかったケースに遭遇しています」

 

eBay: 「私にはどうすることもできません。PayPalに相談することをお勧めします」

 

私: 「これ以上、貴方と議論しても仕方がありませんので、念のため、PayPalに確認を取った上で、またお電話します。今回はリミットを上げないでください」

 

eBay: 「そうするのがベストだと思います。貴方の仰る点も一理あると思いますので、PayPalとの照合方法について調査するよう文書で提案するようにします。私にはこれ以上のことはできません」

 

私: 「わかりました。お手数お掛けしました。また連絡します」

 

eBay: 「ご理解ありがとうございます。お手数をおかけして申し訳ありません。ハヴァ・ナイス・デー」

 

今回の交渉について

なんとも腑に落ちない対応でした。翌日、M.T.さんにPayPalジャパンに確認してもらいましたが、情報は全て一致していて、アカウントには何も問題はないという回答でした。

 

また念の為に問い合わせ中に名前の登録を英語に変えてもらいました。

 

夜、eBayと再交渉し、すんなりと100品、5000ドルにアップすることができました。

今回のようなケースは今までに数回、経験しています。

 

PayPalの登録情報が日本語の場合、担当者はグーグル翻訳を使って英語にしています。

 

通常は元の言語を自動認識しますが、eBayでは古いバージョンを使っているのかもしれません。

 

しばしば中国語から英語に変換するという間違いを犯します。日本語を中国語として翻訳すると正しく英訳されない可能性が高くなります。

 

(もちろん、特殊な名前でしたら日本語→英語の設定になっていても正しく英語に置き換えられないことがあります。)

グーグル翻訳の言語設定が間違っていると指摘すると再確認してくれる担当者もいます。

 

でも、今回のように再確認してくれない(する方法が分からない)という担当者もいます。

今回のような照合ミスを防ぐために初めてのリミットアップ交渉に臨む際は、念のためにPayPalの登録は英語にすることをお勧めします。

 

住所はオンラインで簡単に変更できます。名前はオンラインではできないのですが、PayPalカスタマーセンターに電話をするとその場で変更してくれるはずです。2回め以降のリミットアップ交渉では、通常、PayPal との照合はありません。

 

※本記事は2015年11月に作成したものを、再掲載しています。

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