目次
ロシア人のお客様の傾向
eBayでは、ロシアからの注文が来ることが、頻繁にあります。
ロシア人の客様は、親日的だったり、礼儀正しかったり、さらにはリピーターになってくださる方も多く、私個人の思い出としても、ウェルカムな国のお客様たちです。
私個人の事例では、コロナ禍の影響でEMSが稼働しない中、ロシア向けに3件ほど品物が売れてしまいました。EMSでもクーリエでも、発送が難しい旨を、お客様3名に伝えましたが、3名全員が日本郵便EMSの復帰を待って品物を送ってほしいという回答でした。
正直なところ、これには私も驚いた次第です。
他の国のお客様であれば、大抵は即座にキャンセルの上、返金という運びになりますが、ロシアのお国柄では、今回のように売り手としてよい意味で驚くことが多いです。
改めて、取引先としても隣国人としても、仲良くお付き合いさせて頂きたいと思う次第です。
EMSでの発送
新型コロナ以前で、日本郵便のEMSが稼働していたときは、EMSの利用で問題なく到着していたため、発送関係でトラブルになったことはほとんどありません。
この記事執筆時点では、新型コロナ蔓延の影響で、ロシア向けEMSの引き受けが、一時停止されているのですが、ロシアに限らず、一刻も早く、EMSの引き受け再開・正常化が望まれるところです。
Fedex、DHL等のクーリエでの発送について
他方で、FedexやDHLで発送する場合は、注意が必要です。
どちらのクーリエも、コロナ禍の影響の有無にかかわらず、ロシア向けの発送は稼働していますが、送り手と受け手の両方が個人宅の場合は、Fedex、DHL、いずれも発送ができません。
DHLでは引き受けてはもらえるのですが、ロシアの営業所に到着後、送り返されてしまい、送料だけ請求されてしまいます。
これは、ロシア政府による輸出入管理が原因のようです。
DHLでロシアに発送する方法
カスタマーサービスさんの説明によると、DHLから発送する場合、
荷受人が法人であることが条件とのことです。
Fedexでロシアに発送する方法
カスタマーサポートさんによると、Fedexの場合は、下記のいずれかの場合は、発送が可能とのことです。
<1>法人(日)から法人(露)への発送
または
<2>法人(日)から個人(露)への発送
ただし、<2>の場合は、出荷前にロシア側にて法人登録申請ならびに許可が必要で、
そのために、下記の情報をFedexに伝えることが必要です。
・会社名
・会社のウェブサイトのURL
・9桁のフェデックス・アカウント・ナンバー
・発送する物品の内容説明
・貨物の価額及び重量
UPS、ヤマト運輸の国際宅急便から発送する方法
UPSや、クロネコ国際宅急便で発送する場合、
HPの説明によると、荷送り人(日)と荷受人(露)のどちらか一方が個人の場合は、発送できないとのことです。
つまり、両方とも法人の場合でないと、発送できないということですね。
eBayセラーがとれるロシア対策
日本郵便のEMSで、ロシア向けに発送する場合は、あまり問題になることがなかったのですが、FedexやDHL等のクーリエを使う場合は、上記の通り、いくつかのハードルがあります。
そのため、初めからロシアには売らない、という判断も有りうるかと思います。
eBayでは、特定の国からの注文を事前に防ぐための設定として「発送除外設定」、つまりExclusion shippingの設定が可能です。
発送除外設定については、別途記事をご覧頂ければと思います。