eBayコンサル実況中継<登録してない住所に発送していいの?> by 志村康善

 

 

eBayコンサル実況中継<登録してない住所に発送していいの?>

みなさんこんにちは。

eBay輸出コンサルタントの志村です。

今日もコンサル実況中継をお届けしていきたいと思います。

 

今回は「登録していない住所に発送して良いのか」というテーマです。

 

もう少し詳しく見ていきますが、

こちらで見て頂いている画面は受講生さんから直接頂いたキャプチャーです。

了解頂いて掲載させて頂いています。

 

 

内容としては、

「コロナの影響で住まいを変えていらっしゃるらしいのですが、送って良いと思いますか」

ということで、お客様からのメッセージも添えてご質問を頂いております。

 

ご質問の要点

質問の前後関係や背景もわかりにくいと思いますので、

簡単に質問の要点を確認してみます。

 

・まずeBayで商品が売れました。

・そのお客様から連絡があり、

「ちょっと今コロナの影響で引っ越しをしているので、

eBayに登録していない住所に発送してほしい」

 

という依頼があったということです。

 

・ご質問としては、

「この依頼を受けた方が良いのかどうか?」

こういった対応についても、

「eBayの基本ルールをしっかり把握しているかどうか」

というところが重要になりますので、

 

まずはeBayの基本ルールを確認していく

ところからスタートしていきます。

 

eBay基本ルールの確認

基本的に、品物が売れた後の発送先については、

売上代金の決済をするPaypalとeBayの両方に

発送先の住所が登録されていて、

 

「この登録住所にしか発送できない」というルールになっています。

 

ルール違反をすると・・・

今回のように、お客様から「違う住所に発送してほしい」という依頼は

しばしば、あると思います。

 

登録していない住所に品物を発送して到着した後、

お客様から「登録してる住所に到着してないんだけど」という

クレームをあげられることが考えられます。

 

メッセージ上で「この住所に送ってほしい」という記録があったとしても、

後になって登録した住所に到着していないというクレームをあげられた場合は強制返金になる、

というのが最終的なオチになります。

 

つまりeBayのセラーとしては、

お客様の言う通りに品物を発送したにも関わらず、

品物は返ってこず、お金も取り上げられてしまいます。

 

売り上げ代金も取り上げられ、

非常に厳しい結果になってしまいます。

 

ですので基本ルールをしっかり把握し、

「登録住所に限定して発送する」ということを

心掛けて実践して頂くと良いと思います。

 

その先にあるペナルティ

商品の未着として強制返金されると、場合によってはセラーダッシュボードの減点になります。

 

セラーダッシュボードというのは

eBayのセラーの成績表ですが、これが減点されていきます。

 

このセラーダッシュボードの減点が続いていくと、

ゆくゆくはSEO効果の鈍りから、販売不振につながります。

 

また、セリングリミットを減らされたり、

一番厳しい措置としては、IDのサスペンドなど、

 

いろんな不利益がセラーダッシュボードの減点によって出てきます。

 

セラーダッシュボードを守るためにも、きちっとしたルールに基づいて取引をしていくということが大事になります。

 

講師からの回答

今回のご質問にこの基本ルールを当てはめるとどうなるか。

 

まずはお客様に、今回の依頼には応じることが出来ないということは伝えなければいけません。

その依頼をお断りするということです。

 

お断りする際にも、断り方、ソフトランディングできるような断り方があるので、

簡単にお伝えしておきます。

①お客様の依頼にはカウンターオファー(対案)を出す

基本的に、eBayのルールをしっかりお客様にお伝えする、ということが大事になります。

「eBayではこういうルールになっていて、従わないとこんな不利益がある」ということを丁寧にお伝えします。

 

その結果、今回の依頼は受けられないが、

単に「こういう理由で受けられない」とお断りするだけではなく、

「代わりにこういう形なら出来ます」というカウンターオファーをしっかり出す、

ということでソフトランディングにつながります。

 

お客様の気持ちへの配慮が大事になってくるのです。

カウンターオファー、対案です。

ではどんな対案かということですが、それがこの②〜⑤の部分です。

②当初の取引を一旦キャンセル

まず当初の取引を一旦キャンセルさせてほしいということを、「以下のこういう手続きに従えば品物をご依頼の住所に発送できます」とお伝えします。

当初の取引を一旦キャンセルします。

③お客様がeBay・Paypalで、発送先登録住所を変更

次に、お客様にeBay、Paypalで発送先の登録住所の変更をして頂きます。

これはお客様にやって頂く作業になります。

 

④セラーが再出品して、お客様に商品ページURLを案内

セラーが再出品し、再度出品した商品ページのURLをお客様にメッセージでご案内する、という流れになります。

⑤お客様が再度購入する

そうするとお客様は新しく登録された住所の設定で再度購入することができます。

以上、購入された商品をお客様の住んでいる住所にお届けすることができる、

という流れになります。

 

この手続きは煩雑で、

eBayのセラーさんにとっても、お客様にとっても、やや煩わしいですが、

取引の安全を考え、こうしたルールをeBayの方で定めているのです。

 

eBayのヘルプページ等に書いてあるかどうかは微妙ですが、

カスタマーサポートに相談すると概ねこういった返事が

返ってくると思いますので、

参考にして頂ければ良いかと思います。

 

eBayで売れた後の基本動作

最後に関連情報ですが、

eBayで売れた後のセラーとしての基本動作、

「こういう風にやった方が良いですよ」というところです。

商品が売れてPaypal等に入金される

まず商品が売れてPaypal等に入金されるという流れになります。

 

Paypal「等」と書いてありますが、

この教材作成時点では非常にタイミングが微妙で過渡期にあるのですが、

今アメリカの方では、Paypal以外にも売り上げ代金を決済できるサービスが始まっています。

 

日本人にはまだ完全適応されていない形でマネージドペイメントというシステムです。

 

「Paypal以外にも決済方法が取り入れられている流れにある」ということは、

知っていても良いのではないでしょうか。

 

発送先住所が、eBay・Paypalともに一致しているかチェック

現在はPaypalだけですが、

返金手続き等がPaypalとeBayで二元管理されているので、

困った状態にあります。

 

PaypalとeBay、両方とも住所が一致していないといけないのです。

 

eBayに登録されている住所に発送したとしても、

それがPaypalに登録されている住所と一致していない場合、

Paypalの方でクレームを起こされたら負けてしまいます。

 

その逆のパターンもそうです。

Paypalに登録されている住所に発送しても、

eBayに登録された住所には届くわけはないのです。

 

違っている場合、一致していない場合は届きません。

 

ですので、

Paypalの登録住所に発送してもeBayの方でクレームを起こされると、

負けてしまいます。

 

こういうことがありますので、

両者が一致しているかというところも重要なチェックポイントになります。

これらをチェックした後で、梱包し、重量測定し、発送ラベルを作り、出荷します。

 

 

梱包、重量測定、ラベル作成、出荷

こういう流れになりますので、売れた後、というのは結構慌しくなります。

 

特に自分で発送する場合、「売れた後、さあ何するんだっけな」というところの頭の整理をしっかりしておかないと、ハンドリングタイムという期限もあり、非常にバタバタするかと思います。

そうした頭の整理の材料として、今日の情報を活用して頂ければ幸いです。

こうした情報を引き続きお届けしていきたいと思いますので、メルマガ登録等をよろしくお願いします。

 

チャンネル登録も頂けると大変励みになります。

 

今後ともよろしくお願い致します。

ありがとうございました。

 

 

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