eBayを成功に導く戦略論 Vol.3 <有在庫 VS 無在庫>

目次

 eBay販売形態戦略1 有在庫のメリットとデメリット

 有在庫のメリット

 短期間に成果を感じやすく、モチベーションのスタート・ダッシュが得られる

有在庫販売の場合は、中古品を販売すると成功しやすいのですが、

中古品は、1個1万円以上の利益が得られるチャンスが、たくさんあります。

 

そのため、無在庫販売のように、大量出品しないでも、ポイントを押さえたやり方をすれば、サラリーマンの平均年収くらいの稼ぎは、十分に射程圏内に入ります。

 

大量出品しないでよい、という点については、もう少し踏み込んで解説します。

 

eBayでは出品数を増やそうとする場合に、セリング・リミットという規制が立ちはだかります。

 

セリング・リミットは、定期的に増やしていけるのですが、その間に一定の時間(数か月)が必要になります。

 

eBayで挫折しやすいのが、この期間です。

 

成果を出すには一定数の品数が必要ですが、その品数を出品できるだけのセリング・リミットが得られるまでに、数か月必要になるのです。

 

最初の数か月で、「eBayで大きな利益が得られる!」という期待感、手ごたえが得られること、その先も長くeBayを続けていこうという、前向きな気持ち、つまりモチベーションが得られるのです。

 

この点、中古品で有在庫販売を行うことで、1個5000円以上、中には1個1万円以上の利益が得られるものを販売できる経験が1度でも得られると、その先頑張っていこうとするモチベーションが大きく沸いてきます。

 

これが、有在庫販売のメリットです。

 

無在庫販売の場合は、特にスタート直後の数か月は、セリング・リミットの宣言のため、1個数百円程度の利益のケースが多く、利益が小さいわりに、作業負担が大きいことで、モチベーションが維持しにくい傾向があります。

 

結局、ビジネスは継続できなければ、それまでなのです。どうしたら心理的にも、実利的にも継続できるかという点が、大きな成功要因になってくるのです。

 

 eBayのルールに準拠している

無在庫販売は、eBayのルール違反ですが、事前に仕入れて、在庫を保有している場合は、eBayの規約を順守していることになるので、安心です。

 

 写真を自由にとれて、差別化しやすい

品物をいったん手元に置けるので、その商品の魅力を最大限に表現した写真撮影が可能です。これにより差別化ができ、お客様に高く買ってもらえる訴求が可能になります。

 

 検品できるので、問い合わせに対応しやすい

eBayで買おうかどうか迷っているお客様は、セラーに問い合わせをしてくることがよくあります。この時に商品が手元にあることで、お客様の問い合わせい応じた詳しい状態を説明することができ、販売前に、お客様との信頼関係を構築し、深めていくことができます。これは、中古品の大きなメリットです。

 

新品の場合は、無在庫で大量陳列して売ることが多いので、そのような丁寧な売り方がやりにくいのです。

 

 有在庫のデメリット

 一定の在庫資金が必要

販売前に在庫を仕入れる必要がありますので、一時的な資金投下、つまり運転資金が必要になります。

 

しかし、資金量が限られる方でも、仕入れる商品のジャンルを工夫することで、少ない資金負担、高利回りの商品を販売を始めることができますので、このデメリットは判断一つで解決できます。

 

 在庫の保管スペースが必要

中古品は、いったん手元に品物を取り寄せますので、そのための保管スペースが必要です。

 

しかし、検品や撮影を外注することによって、個人セラーが自宅に商品を取り寄せないでも、販売できる仕組みを作ることによって、このデメリットは回避できます。

 

 eBay販売形態戦略2 無在庫のメリットとデメリット

 eBay無在庫販売とは

無在庫販売というのは、例えば、アマゾンで販売されているものを、eBayに出品します。eBayで売れたら、その日のうちにアマゾンに注文して仕入れれば、翌日には届きます。それれから、eBayのお客様宛に発送する流れです。

 

こうすることで、売れてから仕入れる、つまり、入金されてから、支払うという資金の流れができるので、在庫を事前に仕入れない(つまり無在庫)でも販売ができるのです。つまり、在庫資金がかからずに売れる方法なので、多くのセラーに好んで使われてきました。一般的な言葉でいうと、受注販売といいます。

 

<概略すると以下の流れです>

 

先にeBayに出品する

 ▼

eBayで売れる【収入がある】

 ▼

アマゾンで仕入れる【支出する】

 ▼

翌日(近日中)に商品が届く

 ▼

eBayのお客様に発送する

 

なお、無在庫販売は、eBayのルールでは、建前上禁止されていますので、その点はよくよく留意しておくことが大事です。

 

 eBay無在庫販売の注意点

【規約上NGであることを意識おく】

eBayで売れた後に、アマゾンで仕入れようとしたら、売り切れで仕入れられないというケースもしばしば起きります。そのたびにeBayのお客様にキャンセルを依頼すると、eBayに対するお客様の信頼が落ちてしまいます。

 

しかしながら、多くのセラーが実際に採用している戦略でもあり、客観的に無在庫販売だと証明することも難しいので、お客様や、メーカーからクレームがない限り、eBayの側でも黙認している、というのが現状にあると見受けられます(記事執筆時点)。

 

【クレーム発生時の迅速な対応でeBayアカウントを保全】

eBay側からクレームの連絡があった場合は、これは実質的に警告にあたります。即座に対応して、

 

・該当する出品を修正、削除したり、同じメーカーや同じモデルの商品は、その後eBay上では扱わないようにする、

 

・対処した旨をeBay事務局に報告する

 

など、迅速に対処して、セラーとしての誠実さを伝える努力をしていくことが、アカウント保全上、重要です。

 

【お客様への対処】

eBayの事務局に対してだけでなく、お客様に対しても、迷惑をかけないよう、対処することが大事です。

 例えば、eBayで販売後に、アマゾンで在庫切れだった場合、

 

・他のショッピングサイトで品物を探して、お客様に届ける

 

・多少赤字でもしっかりお客様に商品を届ける、

 

等の姿勢がほしいところです。

 

こうすることで、お客様からのクレームや、ネガティブなフィードバックを減らし、セラーのアカウントの健全性を維持していくことがポイントです。

 

Paypalで返金だけして、あとは放置、ということが続くと、eBayアカウントの健全性を示すセラーダッシュボードで減点され、記録に残ってしまいます。

 

【アマゾンの梱包材を、流用するときの注意点】

無在庫販売では、アマゾンから届いた梱包材をそのまま使って、eBayのお客様に発送するセラーがいます。

 

以前は黙認されていましたが、2019年以降は、規約上NGであることがeBayセラー・アップデート(eBayからのセラー向けの情報発信)で発表されました。

 

梱包材をリサイクルして流用する場合は、ロゴを隠すなど、受け取ったお客様が困惑しないような配慮をしたいところです。

 

 

 eBay無在庫販売のメリット

 在庫資金が要らない

最初のメリットは、もちろん資金負担が小さいこと、在庫資金が要らないことがメリットです。

 

多くの個人セラーにとって、ビジネスを始める最大の障壁が、元手となる資金ですから、在庫資金なしにビジネスが始められるというメリットは大きいですね。

 

 商品知識が要らない

無在庫販売では、新品を扱うことがほとんどですので、その場合は商品説明等も、メーカーのHPや他の販売サイトに情報が掲載されています。そうした情報を参考に商品説明も記載できます。

 

また、新品ですから、運送事故でもない限り、品物が壊れているということは殆どありません。

 

 作業を外注化しやすい

 同様に、無在庫販売は、新品商品を扱うことが一般的ですから、商品を右から左に流すだけ、という単純作業が殆どです。

その結果、スタッフ(在宅ワーカー)の教育も、それほど時間がかかりません。簡単なマニュアルと、多少のフォロー(電話やチャット)でのコミュニケーションがあれば、採用した在宅ワーカーに、殆どの業務を外注できるのです。

 

上手に作業を分担して、在宅ワーカーに低単価で依頼することで、ビジネスのオーナーであり、起業家でもあるeBayセラー(つまり皆様)の作業負担を軽減することができます。

 

現在では、ワーク・ライフ・バランスが重視される社会になってきていますので在宅で仕事がしたいというニーズが高まっています。また「働き方改革」など、在宅での仕事を推進するも採られています。

 

その結果、起業家にとっては在宅ワーカーを低コストで採用できる社会環境が整ってきているのです。

 

 eBay無在庫販売のデメリット

 ライバルの多さ

eBayで無在庫販売を始めたときに、多くの方が最初に感じることが、ライバルの多さです。こんなにたくさんのセラーが、同じ商品を売っていて、本当に自分の商品が売れるのだろうか?と不安になります。

 

在庫資金が要らないというメリットがあるので、当然多くの新規参入者が現れてきます。その結果、eBayのマーケットでは競合がたくさんいます。つまりレッド・オーシャンになっているのです。

 

これが、無在庫販売の最初のデメリットです。

 

 リミットアップまでの時間

次に、リミットアップとの関係です。無在庫販売では、在庫資金がボトル・ネックになりませんから、この点では、品数(出品数)はいくらでも増やせます。

 

その結果、無在庫販売で成功するには、大量に出品することが基本戦術になります。具体的には、最低で3000個、できれば1万から2万個くらいの出品数を並べることが理想的です。

 

しかし、例えば、3000個出品するために必要な、セリング・リミットを得るまでに必要な時間は、おおむね半年くらいです。1万個のセリング・リミットなら8か月くらいが目安になります。

 

新規に起業される方や、副業でeBayに取り組まれる方々にとって、この最初の半年なり8か月間、モチベーションを維持し続けることが、案外難しいのです。

 

ネットビジネスは、自宅でパソコンに向かって取り組むことが一般的ですから、その仕事はたいてい一人で黙々とやる形になります。

 

成果が出るまでの期間、将来の見通しがきかない時期において、半年なり、8か月にわたって、ご自分のモチベーションを維持して、頑張れる方には問題ありません。

 

しかし、多くの方にはこの期間は長く、果てしない時間に感じられ、なにか間違ったことを始めたのではないか? やり方がおかしいのではないか?と不安になり、途中でほかのノウハウに飛びつくなど、投げ出したくなってきてしまうのです。

 

商売は、商い(飽きない)といいますが、継続することが成功の秘訣です。

ためにも短期間、できれば3か月以内に一定の手ごたえ、成果が感じられる、事業形態を選ぶことが、継続して成功するために大事です。

 

この点が、無在庫販売の難しいところです。

 

 大量出品の作業負担

同様に、eBayで3000個から1万個以上出品するには、それだけの作業量に耐えていかなくてはなりません。

最初にeBayの出品に慣れるまでは、1個出品するのに、30分から1時間くらいの時間がかかります。

 

慣れれば、もう少し短くなり、10分くらいでも出品できるようになります。

 

また、出品ツールなどを活用して効率化すれば、5分程度に短縮できますが、そのツールの利用方法に慣れるまでにも、一定の期間がかかります。

 

仮に1個5分と見積もって、

1時間で12個、毎日2時間作業するとして、1日24個

2400個出すのに、単純計算で100日(3か月超)です。

 

毎日2時間で、最低3か月、

リミットアップの待ち時間を考慮して半年間

 

この間頑張れるでしょうか。一度、ご自身の心の中に問いかけてみていただけるとよいと思います。

 

もちろん、その間で徐々に売れ行きも伸びてきますので、一定の手ごたえはありますし、軌道に乗ってしまえば、外注スタッフを雇って、作業負担から解放されます。

 

それまでの期間に、自分で大量出品する作業に耐える気力や、持続力が求められます。

 

これが無在庫販売のデメリットの3つ目です。

 

 管理業務の負担(在庫)

次に、管理業務です。無在庫販売では、出品すればそれで終わりではありません。

 

「売れた後に、仕入れる」という無在庫販売の特性上、

売れて、商品を仕入れようとしたら商品が売り切れていた、という事態が、タイミングによっては発生しかねないのです。

 

eBayに出品する時点では、アマゾンに在庫があるものの、eBayで売れる前に、アマゾンで品切れになる、そういうケースが生じるのです。

 

そのため、eBayに出品した(数千個~1万個以上の)商品について、アマゾン側に在庫があるかどうかを、定期的にチェックしていくことが必要です。

 

これは、結構大きな負担になる業務です。

 

なお、アマゾン(仕入れサイト)で売り切れた場合に、アラームを鳴らしてくれる在庫管理ソフトや、自動的にeBayの出品と取り消してくれるソフトもあり、そうしたシステムを利用して、このデメリットを軽減・克服していくことも可能です。

 

 管理業務の負担(価格調整)

前項では、アマゾンの在庫の有無をチェックする点から、業務負担が大きいというデメリットについて解説しました。

 

無在庫販売では、仕入れサイト(つまり、アマゾン)に在庫があるかどうかだけではなく、アマゾン側の値段(仕入れ値)も、チェックが必要です。

 

というのは、アマゾンの販売価格というのは、短期間に変動しているのです。つまり、eBayに出品したときに設定した売値が、その時点のアマゾン価格と比較して利益が取れる売値であったとしても、その後にアマゾンの価格(仕入値)が変動すると、当初のeBayに設定した売値では、赤字になることが、しばしばあるのです。

 

そのため、赤字にならないように、アマゾンの価格(仕入れ値)が動いたら、eBayの価格(売値)を動かす必要があります。

 

この作業負担が、無在庫販売の落とし穴としてあるのです。これが、無在庫販売の5つ目のデメリットです。

 

なお、アマゾン側の価格(仕入れ値)が動いたり、売値と比較して赤字になるなどした場合に、アラームを鳴らしてくれる在庫管理ソフトや、利益が確保できるように、自動的にeBay側の出品価格を連動して調整してくれるソフトなど、システムを利用して、このデメリットを軽減・克服していくことも可能です。

 

 毎月固定の出品手数料負担

無在庫販売のメリットは、在庫資金が要らないということが最大のメリットですが、実は資金面でも、落とし穴があります。

 

無在庫販売では、大量出品する点については先述したとおりですが、忘れてならないのは、出品手数料です。

 

1万個出品したら、1個5セントですから、単純計算で毎月500ドルの出品手数料がかかります。

 

アンカーでストア登録すれば、1万個の出品手数料無料枠が得られますが、その場合でもアンカーの月額登録料が、毎月349.95ドルかかります。1ドル110円換算で、毎月4万円弱のコストが、固定費としてかかってきます。

 

この上に、在庫管理用のシステムが1万円弱から2万円弱かかるので、無在庫販売を始めてから、このコスト(毎月5万円前後)に気づく、ということはないようにしたいものです。

 

なお、コストはかかりますが、大量出品の結果、出品料に比例して売り上げも伸びますので、出品する品物、つまり商品構成を見直すなどすることで、デメリットを克服していくことになります。

 

 規約違反のリスク

eBayでは、無在庫販売はルール上NGです。商品のメーカーや、お客様からクレームをもらい、eBay事務局からペナルティを課されるリスクある点は、留意しておきたいデメリットです。

 

 なお、クレームにきちんと対処したり、赤字でもお客様にきちんと商品を届けるなど、誠実な姿勢でビジネスをすることにより、このリスクは軽減可能です。

 

 薄利多売

無在庫販売は、参入障壁が低い分、ライバルが多く、結果的に価格競争になります。そのため、1個当たりの平均利益も、数百円等になることが多く、作業量や月額の固定費と比較して、十分な利益が得られるかどうか、よくよくチェックしながらやる必要があります。

 

 単純作業に耐えられるか?

また、幸いにしてたくさん売れたとしても、多売であることで、発送作業も相当のボリュームになりますので、そうした作業負担も踏まえて、無在庫販売を戦略として選択するかどうか、判断したいところです。

 

なお、作業を在宅ワーカーや外注業者に委託することで、デメリットを軽減することもできます。

 

【推奨】eBayで成功するには、中古で有在庫か、新品の無在庫

eBayでこれからビジネスをするにあたり、

中古か、新品か

有在庫か、無在庫か、

という戦略の切り口、戦略の選択肢がありますが、

 

2x2で4通りの組み合わせがあります。

 

 新品で有在庫

この戦略では、新品の有在庫に、資金を投下して保有することになりますが、これからeBayを始める個人セラーには、推奨されません。

 

新品の商品は、値崩れしやすいこと、そして安く仕入れるのに卸業者開拓などの営業活動が必要だからです。

 

「新品・有在庫」戦略を使いこなせるのは、

 

・既に「新品・無在庫」戦略を実践し、売れ筋商品リストを持っているeBay経験者

 

・売れ筋商品の卸業者との人脈があるセラーになります。

 

 新品で無在庫

「新品・無在庫」戦略が推奨できるのは、

・すでにeBayの経験があり、セリング・リミットをたくさん持っているセラー

・これからeBayを始めるセラーで、最低半年は粘り抜ける忍耐力に自信があるセラー

・eBay初心者でも、単調な作業の繰り返しや、、コツコツやることを厭わないセラー

 

 中古で有在庫

中古・有在庫戦略が推奨できるのは、以下のような方々です。

 

・eBayをスタートして、できるだけ早い時期に、手ごたえを得たいセラー

1個当たりの利幅が大きいからです。

 

・利益を増やすために、一定の商品知識を勉強する気持ちのあるセラー

利幅の大きい商品を売るには、多少の勉強が必要ですが、

初心者でも、通常は2から3か月くらいで、概要を把握できる内容です。

 

・ビジネスを長い目で見て、永続的に稼いでいきたいと考えるセラー

新品は、流行り廃りがありますが、

中古品はそうした時の流れを乗り越えて売れ続ける商品です。

 

長くビジネスを続けたいセラーは、中古品が推奨です。

 

 中古で無在庫

「中古・無在庫」戦略は、かなりのハイリスク・ハイリターンです。

 

中古品ですから傷みや不具合が生じている商品です。それを無在庫で、つまり商品を手元で確認(検品)しないで売るわけです。

 

その結果、「売れた後に仕入れてみたら、不良品だった」ということが、しばしば起きます。

 

そういう場合には、お客様対応に神経も使いますし、クレームが続けば、eBay事務局からの信頼も落ちます。そのうえ、仕入れた商品を返品できないということにもあります。

 

もちろん、中古のメリット(高い利回り)と、無在庫のメリット(資金負担が小さいこと)を両方享受できますから、リターンも大きいです。

 

したがって、この戦略が推奨されるのは、ハイリスク、ハイリターンを志向するセラーです(筆者は推奨しません)。

 

なお、中古無在庫の販売方法については、eBay事務局内でも、特に問題視する声が上がっており、今後の取り締まりも厳しくなることが予見されますので、戦略判断上は、よくよく留意していきましょう。

 

 商品戦略と販売形態戦略のまとめ

4種類の戦略について、解説してきましたが、私が推奨する戦略は「中古・有在庫」戦略です。

  理由は、経験の浅い個人セラーが、初期段階において、規約違反やクレーム、業績不振によるモチベーションダウン等で躓くことが少なく、安全で成果を得やすいのが、中古・有在庫戦略だからです。

 

特に、初期段階で、1個で5000円や、1万円以上の利益など、大きな手ごたえが得られると、モチベーションが高く維持でき、結果として事業継続に向けてエネルギーが得られます。

 

そのため、中古・有在庫戦略では、多少の勉強や、操作に慣れるまでの期間を、乗り越えていくための好循環が得やすいのです。

 

つまり、中古・無在庫戦略では、ノウハウの中にモチベーション管理が組み込まれている点が非常に優れているのです。

 

多くのネット起業家が、成果に至らずノウハウ・コレクターになってしまう原因が、モチベーション管理の欠如です。

 

稼ぐノウハウばかりに気を取られて、肝心の「実践」を支えるモチベーションが維持ができずに、挫折しているパターンが見受けられます。

 

このパターンから脱却するためにも、早期に手ごたえが得られる中古・有在庫戦略が推奨されます。

 

 多少の在庫資金は必要ですが、高利回り商品を選んで売ったり、小さな成果が積み上がれば、資金は後で調達可能なので、この点は、克服可能です。

 

 したがって、まずは、中古・有在庫戦略で、成功体験と自信を蓄積することが、成功を確かなものにしていく秘訣なのです。

 

 9.仕入戦略

仕入戦略については、非常に重要な論点になりますので、記事を分けて紹介していきたいと思います。ここでは、eBayビジネスの戦略論の一つとして、仕入戦略が重要、最重要である点だけ強調して記載しておきます。

 

 詳細は、仕入戦略の記事をご覧ください。

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